Message
このフロッグは1920年からのアメリカ最古のフロッグパターンで、その独特なタイイング手法は後のバスバグに大きな影響を与えたと言われている。フックをバーチカルにセットしてディアヘアを詰めていく手法や、バックテイルを縛って足を作る手法は、これが元祖であり、その後のフロッグパターンの定番になった。考案者はウエストバージニア州のJoe Messinger(ジョー・メッセンジャー)で、彼が死んだ後は息子(Joe Messinger, Junior)が受け継ぎ、アンプカのコマーシャルフライにも採用されている。この息子が父親のフロッグを巻いたのは大学生の時だと言われ、そのきっかけはクラスメートの可愛い女の子がこのフロッグを欲しがったためだと言う話もある。バスプラグにも通ずる独特な愛嬌が魅力でもある。
Material
フック:マスタッド37187#6
レッグ:緑と黄のバックテイル (バックテイルの中にはカーペットスレッド/虫ピンが入る)
ボディ:下側のベリーは黄色、ヘッドは白のディアヘア。上側は緑のディアヘア
アイ:アセトンで溶かしたプラスチック(緑、金、黒でペイント)
|
Tying Tips |
STEP1
シャンクのフックポイント位置にスレッドでコブを作り、そのままアイまで下巻きする。そしてセメントを少量塗っておく。 |
 |
STEP2
カーペットスレッドにワックスを塗る。これをやることによってスレッドが滑らず、ヘアーへのグリップが良くなる。40cmほどの長さに切っておく。 |
 |
STEP3
左手で毛先を揃えたバックテイル(黄色とグリーン)を重ねてシャンクに添える。 |
 |
STEP4
前のステップのカーペットスレッドの両端をそれぞれを口と手で持ち、バックテイルを2回巻いてフレアさせ、固結びして留める。 |
 |
STEP5
カーペットスレッドを5cmほど残してカットする。このカーペットスレッドは後でレッグを縮ませる時に必要となるので必ず5cm程度残す。 |
 |
STEP6
バックテイルのベンド側の余りをすべてカットし、瞬間接着剤をコブに塗って、バックテイルがずれないように接着する。 |
 |
STEP7
バックテイルを左右均等に振り分け、縛っておく。そしてバイスに戻す。バイスは垂直に立ててセットする。 |
 |
STEP8
新たにワックスを塗ったカーペットスレッドを50cmほど用意し、グリーンのディアヘアをフレアさせる。 |
 |
STEP9
バイスをターン(フックポイントを手前に)し、スレッドを下に引いてヘアを詰める。 |
 |
STEP10
黄色のディアヘアをフレアさせる。 |
 |
STEP11
バイスをターン(フックポイント向こう側)し、フレアさせた黄色のディアヘアを下に追いやる。以後これを繰り返し、背中→腹、背中→腹と巻き進める。 |
 |
STEP12
アイまで進めるとこうなる。フィニッシュ(かた結び)してバイスからはずしトリミングにかかる。 |
 |
STEP13
トリミングはカーブシザーとカミソリを使ってきれいなボール状にする。 |
 |
STEP14
今まで縛っていたレッグのスレッドを解き、虫ピンとカーペットスレッドをレッグに入れて、グリーンのロッドビルド用スレッドで縛る。 |
 |
STEP15
両足とも縛ると、こんな感じになる。それぞれのレッグのなかには虫ピンとカーペットスレッドが入っている。縛った部分はセメントを塗っておく。 |
 |
STEP16
ペンチで曲げ、関節を作る。 |
 |
STEP17
レッグの中のカーペットスレッドを引っ張ってレッグを縮ませる。縮ませたら余分な虫ピンとカーペットスレッドはカットする。 |
 |
STEP18
フックケースなどのクリアープラスチックをアセトンに浸けておくと溶けるのでそれを少量とり、写真のようなボール状にする。 |
 |
STEP19
ラッカーで着色する。目の周りはグリーン。目は金と黒。 |
 |
STEP20
メッセンジャーフロッグが完成 |
 |