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釣行記2003/5/18 過食症バスの巻

今回はとある有名な野池に釣行しました。その池は、過去に50cmを釣った池なのですが、私は最近そこに行ってません。なぜなら、ここ1〜2年の間に水が何度か完全に抜かれているのを目撃したからです。なので、「もうあそこはバスはいない。」と、思っていたわけです。そしてその池の前を車で通るたび、釣りしてる人を見て、「ありゃー、バスいないのに釣りやっちゃってるよ。やだねったら、やだねー。」などと、この池のことをバカにしていたのでした。ところが!先日ふと立ち寄った釣具屋のバイトのおねえさんが、「こないだ、60cm釣れてましたよー。」などと、信じられない情報をくれたのだ。そこで今回は、この池の真相を検証すべく、夕方から釣行することにしました。ちなみに今回は、釣行記を書く予定ではなかったので、バス以外は、ほとんど写真はとっていません、あしからず・・・。


その日その池は、雨のためか、水が茶色く濁っていた。そして他には釣り人は人っ子ひとりおらず、お世辞にも釣れそうという感じではなかった。もしかして、ガセネタ?か....。とも思った。とりあえず疑心暗鬼のままフローターを出すことにした。

そして1時間ほどやってみたが、案の定、釣れない。アタリすらなかった。夕方5時から始めたので、あまり時間もない。「やっぱなんかの間違いなんだ。」そういうふうに結論づけていた矢先のことである.....。

岸際にキャストするつもりが、失敗して、岸よりだいぶ
離れたところにバスバグが落ちてしまった。
そこで気まぐれでプコン、プコンとバグをもだえさせていると、
水面にたくさん泳いでいたメダカぐらいの小魚の群れが
「シャーシャー」と、散っていった。
「ん?」
こういう時って、なんか恐ろしい、

何かが水面下に現われたんだ。

やばい、私も逃げなくては....。あほな

実際、なにが起こっているか。そう、デカバスがいるんだ。直感的にそう思った。しかし結局、そこではバスは出なかった...。


そのあと、その場所のすぐ近くで40cmほどのバスが釣れた。しかしこのバスかなり釣られており。コンディションはあまり良いものではなかった。「やっぱこんなもんでしょ」

↑これっきり全然釣れず、結局ねばって暗くなるまでやることに。
しかしバスバグは岸際の草にひっかかって無くしてしまった。
そこで、最近デビューした「物体X」の黒をティペットに結んだ。
↓これが「物体X」


コッポ、コッポコッポ..ゴボ!
かなり暗くなったころ、コンディションのよいバスが出てくれた。
「あーよかった。」ということで、これを最後に戻ることにした。


戻る途中、最初に小魚の群れが散ったあの場所を通りすぎた。ラインは全部巻きとっていたが、なんとなく気になっていたのでキャストした。

着水...コッポ?グゥボン..

フッキングすると、すぐに狂ったように暴れ出した。
その引きたるや、
バタタタタ、ドボン、「やめてくれ」
バタタタタタタ、ドッボーン、「やめてくれ」
グングングングングン、「やっべー」
そのとき携帯電話が胸ポケットで鳴っていた。
「♪ただいま電話にでることができません。♪」

ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれないけど、
ホント、そんな感じだった。

ジャンプが止んだらバットで思いっきり対抗してやった。
ティペットはゼロXなので絶対に切れない確信もあった。
そして無事下顎をわしづかみ。そのまま岸までご同行願った。



メジャーを当てると52cmだった。しかし重さも結構ありそうだった。
エサ食いすぎだ。しかしもっと明るいうちに釣れてくれれば..。贅沢か。

しばらく取り調べをおこなったので、リリースした時には、
もうグロッキー状態だった。そして最後は、
ヘろへろへろ〜
と情けない姿で去って行った。

この池のデカバス検証は終了した。

おわり


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