釣行記   リストへ戻る

小学生に教えてもらった池不発に終わるの巻 釣行日:2009/10/11
天候:晴れ

このところ、日中はとてもさわやかな陽気ですが、

朝はだいぶ気温も下がり、昨日は長袖のネルシャツでも寒いくらいでした。

バスの活性も台風一過の後は完全に秋パターンに・・・。

流れ込みとか、カバーの奥でなくても、

結構いいサイズのバスが堰堤付近をヒョロヒョロ泳いでたりします。

これから寒くなるまでは、バスの荒食いシーズン!

ということで、例によって午前4時から出撃!


ここはとある中規模の野池。

夜が空けるのは5時30分ごろなので

それまで1時間くらいは夜釣りができます。

堰堤と平行にポッパーをキャストし、断続的にリトリーブする。

ポコン、ポコン、ポコン・・・・・

暗闇に歯切れの良いポップ音だけが響きわたります。

もう寒いからか、いつものウシガエルの鳴き声も聞こえません。



ゴボ!


この日最初の1本目。

写真では分かりづらいですが、結構プリプリの42cmでした。

ポッピングバグによる夜釣りは、トップのジタバグ以上にスリリングだと思います。

断続的なポッピングのポーズ中、静寂を突き破って

いきなり来るから心臓に悪いです。

その後、ここでは30cmくらいのバスを2匹追加し、

夜も明けたので次の池へと向かいました。

次の池

次の池は「誰も居ない池」です。

いつも釣り人がほとんど居ないのでそう呼んでいます。

もちろん釣果も人が来ないにふさわしく、決して良くはありません。

ただ、こういう池は一発があるのでバカにはできません。



気温が低いので水面からは蒸気が立ち上り、

フローターで浮いていると、温泉に入っているかのようでした。

ネルシャツ一枚では寒かった。

そう後悔しながらやっていると、

突然

ゴボ!


35cmくらいのバスがブッシュの際で元気よく出てくれました。



しかしその後は、しばらくバイトもなく、

丹念に岸際にポッパーを打ち込んでいくと、

岸から1mくらい離れたところで、ポーズ中に激しいバイト!

ドバ!



今度はだいぶサイズアップして44cm!

これは琵琶湖以来のいい出方でした。


今回のベストフィッシュ!

自分で自分を撮るのはなかなか難しい。



ちなみにポッパーは黒のポリエチレンポッパーです。

昔からボクが作ってたお手軽ポッパーで、作り方は簡単。

ポリエチレンの丸棒16mmをカットしてフックに接着し、

マジックで黒く着色するだけ。



ちなみにフックはTMC8089の#2を使用し、アイはドールアイです。

このアイについては、少しウンチクがあります。

例えば、昔ながらのコマーシャルポッパーなら、アイは絶対ペイントアイです。

ベッツ、ペック、ゲインズ、ウェーバー、アーボガストetc.

アメリカの昔からあるポッパーメーカーが全部ペイントアイなわけですから、

オールドポッパーに3Dアイなんて雰囲気的に似合いません。

逆に75年ごろのデイブ・フィットロックを中心とした自家製のバスフライなら

逆にドールアイが欲しいところです。

今回のポッパーはその辺のポッパーを意識してドールアイ。

当然ヘアバグもドールアイというわけです。



ところで、話は変わりますが、同じポリエチレンヘッドでも、

ペイントアイより、ドールアイのほうが、なぜかポッピング音がいいです。

これ、じつは昔からそう感じていたのですが、

この手のポリエチレンヘッドにドールアイを付けると、

すごくポップ音のキレがいいです。

なぜでしょう?

たぶんヘッドに凹凸ができるのと、

ドールアイ自体にも浮力があるためではないでしょうか。

ただ発泡ポリエチレンは、基本的に接着できない素材ですから、

そのまま接着しただけでは使っているうちに、

直ぐにアイが吹っ飛んでなくなっちゃいます。

それを防ぐために1回だけソフテックス等のシリコン塗料にドブ漬けするわけですが、

浮力が失われないよう、ほんとに1回だけやります。

それによってマジックの色落ちもなくなり、

軽くて耐久性のあるポッパーができるというわけです。

なお、コーティングはソフテックスは完全に透明でなく、少し濁ってますから、

できたら透明なものを使用した方がキレイに仕上がります。


次の池

話がポッパーの話になってしまいましたが、

次は「小学生に教えてもらった池」へと向かいました。

この「小学生に教えてもらった池」とは、

名前の通り、本当に小学生に教えてもらった池です。

おじさん(ボク):「おいおい、この池バスおるんかい?」

小学生:「おるよ。」

おじさん:「でも、大きいのはおらんやろ?」

小学生:「おるよ、友達が50cmくらいの釣じょった。」

おじさん:「本当かい?じゃ、おじさんもやっていい?」

小学生:「・・・・・・・・・・・・・・・」

おじさん:「悪いが、浮き袋で奥まで行ってくるよ。ジャバ、ジャバ、ジャバ」

小学生:「・・・・・・・・・・・・・・・」

小学生は、ボートなんて持ってないし、

自転車で来て堰堤からしかできないので、

池の奥は全くスレていない爆釣状態だったというわけです。

真昼間にフライやるにはここ。


ところが、この日この「小学生に教えてもらった池」は、イマイチでした。

とりあえず35cmくらいのバスは出たのですが・・・・。

池の奥はもちろん、全体的に反応がよくない感じでした。

期待していたのに、一体どうしたのだろう。

ふと見ると、ジュースの空き缶や、コンビニの袋が池の奥に散乱している。

池の奥は今まで誰も入っていなかったはずですが・・・・。

もしかしたら小学生たちが竹薮を突き進み、

池の奥にまで進入しているのかもしれない。

間違いない!やられた!小学生!



仕方がないので散らかったゴミを回収し、とりあえず今回は納竿。

ちなみに、じつはこの付近で、

ボクにはもう一つとっておきの池があります。

その池は、小学生を尾行して突き止めた池であり、

その名も、「小学尾行池」と呼んでいます。

ロッドを持って自転車に乗った小学生の後をついていったら、

とある池に到着したのです。

そんで、どんな池か覗いてみたら、

結構まともなサイズのバスがひょろひょろ泳いでいてビックリ。

今回は行きませんでしたが、

「小学尾行池」はまた次回に釣行し、報告します。


つづく


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