釣行記   リストへ戻る

2010年6月の釣りの巻 釣行日:2010/6/5-6/30
天候:晴れの日もあれば雨も曇りも。

現在、「さぬきうどんBASSツアー」は休業中なんですが、

以前からよくツアーに来られてた何人かの友人は、

今でも、毎年香川に来てます。

今回のSさんも08年に「さぬきうどんBASSツアー」に初めて来て、

今回が3回目の香川での釣りとなります。

この方がSさんです↓


この方はハッキリ言って相当なバス釣り狂です。

まあ、基本的に香川県までわざわざバス釣りに来ること自体、

フツーでは無いと思うのですが、

この方は、さらに輪をかけてフツーではありません。

どういうところがフツーでは無いかといいますと、

全く寝ないところです。

通常、人間というのは、12時間以上脳が働くと、

次第に脳から眠るための信号が発せられ、体に眠気を与え、

自然と眠れるように自己制御が働くようにできています。

しかし、この方の場合は、その制御装置がおかしいらしく、

釣りをしている間は全く眠くはないそうです。

したがって、香川にいる丸2日間、全く寝ませんでした。

おかげで最後、車の運転を代わってもらったほどです。(すいませんでした)


↑睡眠の必要が無い釣り人、S氏の持参したプラグたちです。

基本的にトップですが、実はそうなったのはここ1年ほどのことだとか。

そういえば、確か前回、ジャバロンだか、ジャロバンだかの

ソフトベイトを持ってきて、コレ釣れますよっと言ってましたっけ。

それでも最終的に彼は52cmをドリラーで釣ってますから、

トップの腕は一流なのです。


↑オールドマスキージッターバグ(ウッド)

見せてもらいましたが、コレ動きいいです。

パッタン、パッタン、パッタン、パッタン・・・・・

なんか水っぽいというか、プラモノより、なまめかしい動きが最高です。

ということで、タックルの説明はこれくらいにして

早速、釣りに向かいましょう!

最初に向かったのは県内のダム湖です。

未明からフローターで入りました。

しばらくして、「うわー!」って悲鳴が聞こえてきて、

なにかと思ったら、コレが釣れてました↓


初のラッキー13で釣ったバス(40UP)だそうです。

関東の釣り人でラッキー13で40UP釣ったことのある人って、

あまりいないんじゃないでしょうか?

いや、じつはボクも昔、UMCOのボックスに1本入ってましたが、

子供の頃は使ったことさえなかったですよ。

それくらい釣れなさそなルアーでした。

でも使わなきゃ、釣れませんってことなんですね。

実際に「ダーターで出るとデカイ」というのは本当の話で、

名古屋に住むボクの釣友Y氏は昨年琵琶湖で59cmを筆頭に、

ラッキー13だけで50オーバー何本も上げてますから。

ボクの中ではよく釣れるルアーということになりました。

ポーズを十分とって、グボォン・・・グボォンと、

”大きなもだえ” をやっていると、突然下から、

ゴボォオ!

と、なればいいんですけど、

実際のところは、滅多にそうはなりませんよ(笑)。


↑ボクはいつものようにWest'sポッパーでそこそこサイズをゲット。

ここのダム湖、4月中は絶好調だったんですが、

今回はかなり渋かったです。


昼は、高松西インター近くに最近できたうどん屋さんへ向かいました。

ここのうどん屋さんは、宮武うどんといいまして、超有名店です。

もともと金毘羅さん近くにあったのですが、

店主の引退にともなって、最近ここに移転してきたのです。

ボクは家から近いのでいつも食べてますが、

香川に来られた方はぜひ食べてみてください。

手打 宮武うどん
住所:香川県高松市円座町340番地 
電話:087-886-0939
定休日:水曜日
営業時間:10:00〜15:00売り切れ終了あり

ということで、うどんを食って、また午後からは野池めぐりです。


今回、S氏はフライタックルも準備していました。

ただし、あくまで補助といった感じで、メインのタックルではありません。

べつにメインになる必要も無いのですが、ただ僕の知る限り、

ベイトキャスティングメインの人で、フライキャスティングがうまい人って

ほとんどいなかったような気がします。

やはりどっちつかずというか、ある程度割り切って、

本腰入れて練習しないと、フライキャスティングは上達しませんね。


↑ちなみに今回S氏が持ってきていたフライ

ヤフオクで売ってたそうですが、左のポッパーはWest'sポッパーにそっくりです。


僕はあんなハックルの巻き方はしませんが、それでも結構釣れてました。(笑)



しかしこの池、釣れるのはギルとマメバスばかり


↑これが一番大きかったかな。

数は釣れますが、型は35cmくらいが最大サイズなんです。

それでも釣れないより釣れた方がマシでしょ。

ポコン、ポコン、ポコン・・・ゴボ!


自分の釣れているところの写真↑

こうやって自分が釣っているところの写真を見ると、

バカみたいに調子に乗っているのがわかりますね(笑)。

釣り人って、釣れたときにその人の性格が出るのですよ。

「よしきた!よっしゃー!」などと奇声をあげる人、

釣れた瞬間、無言でのけぞり、大げさな動きになる人、

「きたよ50オーバー!デカイ!」などと釣れる度に言ってしまう人、

じつはコレ、全部ボクに該当します(笑)。

ということでここでの釣果は子バスの数釣りに終始してしまい、

その後は夜中まで周辺の小さな野池をウロウロして、

また未明からダム湖に出撃したのでした。

2日目のダム湖での写真。

そしてさらに、最終日の野池で出た50オーバー


このバスは無茶苦茶いいバスでした。



マグトーにドバッ!っときたそうです。

こういう場面で最後の最後にへドンのマグナムスプークで

50オーバーを釣ってしまうところは、

「スゴイですね。」と言わざるを得ませんでした。

ということで今回もすばらしい釣果だったSaitoさん、

帰りはそのまま車で帰宅と思いきや、

じつは高速のインターで爆睡していたとのこと。

やはり彼は人間でした。

人間寝ないと死んじゃいますよ。

ブラックバスも、じつは深夜は寝ています。

だから明るいうちに釣りしましょう。


---------------------6月某日---------------------

たまにはスコットのグラスが使いたくなり、

近場の野池に夕方から出かけてみました。



明るいうちに釣れたのはこの一匹だけ。



あとは日が落ちてから


ポコ、ポコ、ポコ、ポコ、・・・・

ドバ!


ポコ、ポコ、ポコ、ポコ、ポコ、・・・・
ドバ!


サイズはいずれも40前半ですが、なかなかいい引きでした。

この池、釣り人も毎日のように入っているようで、

6月ともなると、だいぶスレてきているようでした。

最後のバスは実際にはドバ!ではなく、音もなく吸い込むようなバイトでした。



コンクリート上にカメラを置いてセルフで撮影。

視線が変な方向いてます。

今回久しぶりに使ったスコットのイエローグラスF87B。

やはり最高に楽しいロッドです。


---------------------6月12日、13日 琵琶湖釣行---------------------



こうやって、電車で釣りに行くのもいいものです。

ただ、時間帯が金曜の晩なので、新幹線はいいとしても

在来線の京都駅あたりは、かなりの混雑ぶりでした。

これから遊びに行く格好をしたオッサンが、

長いロッドケース片手に、大きなザックを背負って、

スーツ姿のサラリーマンで埋め尽くされた満員電車に埋もれている。

ちょっと恥ずかしいのですが、仕方がありません。

今回はベイトロッドは持っていかなかったので、まだマシですが、

ワンピースのベイトロッドFO60を持っていくと、

さらにロッドケースが20cmも伸びますから、もって行かないで正解なのです。


ボクが所有している唯一のベイトキャステイングタックル。

スーパーストライカーFO60+フルーガー2600



目的地の大津駅に到着したのは0時ごろ。

深夜の駅前は閑散としていました。

本当は11時くらいに着くはずだったのですが、

電車のダイヤが乱れて結局この時間になってしまいました。

にもかかわらず、なぜか待ち合わせしているYashiro氏は

さらに一時間遅れの1時過ぎに着く予定とのこと。

仕方がないので駅前のベンチで仮眠して、

1時過ぎにYashiroとともに湖南東へと向かったのでした。


明け方の琵琶湖。すでにバスボートが突っ走り始めてました。

未明から始めて、ここまでまったくバイトなし。

なんか、やな予感したんだよな。



Yashiro氏もバイトなし。


↑今回の琵琶湖でのボクのタックル。

ロッド:ブローニング サイラフレックス322980
リール:フルーガーメダリスト1495
ライン:SCIENTIFIC ANGLERS Ultra3 Bass/Salt WF#8F
バスバグ:WEST'S POPPER #1/0、QUEEN BEE#1/0、McNally's Frog#1/0 etc.

ということでバイトもないまま、藤井氏のガイドサービスへ、

そのときの模様は藤井氏のブログに書かれています。
http://biwakonewandold.blog61.fc2.com/blog-entry-231.html

結局まともなサイズが釣れることもなく、

2日目の朝を迎えました。



2日目の朝は午後から雨という曇り空でした。

もう疲れきっていて、本当はもっと寝ていたかったのですが、

Yashiro氏:「やろう!弱気になったらいかん!」

この一声で起きて、またボートを下ろすことになりました。

確かにそうなんですよね。弱気になったらダメというのは。

しかしここまでまともなサイズが釣れないと、

”あきらめ”という言葉が心に生まれてくるんです。

で、「もう帰ろうか?」「そうしようか?」「そうしよう。」

となれば、結果出ず、終わりです。

逆にそこからの頑張りというか、

最後まで諦めずに粘って結果が出ることもあるんですね。



要するに、Yashiro氏が「やるぞ!弱気になったらいかん」と、

とび起こされなかったら、今回、これは釣れてません(笑)。

よく、釣果を必ず出す人とかいますよね。

そういう人みてると、釣れるまで絶対やめなかったりしますよ。

とくに自分が釣り負けていたりすると絶対帰らない。

そういう良い意味で負けず嫌いな人というのは、

釣りますね。

しかし、じつはボク自身はそういうタイプではないのですよ。

琵琶湖に行って毎回こういうサイズが釣れるのも、

じつは周りの人の異常な執念のおかげなのかもしれません。


サイズは48cm。これくらいが釣れたら、よかったってかんじです。

ちなみにこの直前にYashiro氏も49cmをゲット。


なんとか二人ともまともなサイズをゲットできたのでした。

めでたしめでたし。

ちなみにこの後、大雨になり、パンツまでぐしょぐしょに濡れて、

着替えがなくなり、ノーパンで新幹線に乗り、四国まで帰ったのでした。

Yashiro氏もお疲れさま。

これに懲りずにまた琵琶湖行きますよ。


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