レポート・釣行記   リストへ戻る

東京からS氏来たるの巻 2013年6月22日
天候:晴れのち曇り

1年も前から約束していたSさんとの香川釣行。



Sさんが香川に来るのはこれで6回目でしょうか。

以前は、お遊びで、さぬきうどんBASSツアーなる野池ガイドをしていたわけですが、

ここ数年は、中断してます。

理由は、ずばり、そんなに釣れないから(笑)。


まあ、野池なんて、よい所があってもすぐにダメになるし、

香川といえどもよく釣れるダム湖はみんな知ってて、

結構人も多く、よい釣りはなかなかできなくなっています。


そんな中でボク自身はどういう釣りをしているかというと、

たとえば朝の2時間、流れ込みだけやって帰るとか、

そんなピンポイントな釣りばかりです。

だからまる2日間も釣りに付き合うとなると、

そんなにパカパカ釣れるところはないんですよね。





それでもS氏、日中日も高くなってから、ウンデッドスプークで良型をゲット。

着水と同時にバシャ!っと出た45cm。

これが今回唯一のS氏の40オーバーでした。


一方ボクの方も、まともなサイズはこれ1匹のみ



体高のある48cm。

例のQBの蛾落としアクションで出ました。


ちなみに最近フローター変えました。

リバレイのO型フローターを使っています。

ZEALのスパフロがエア漏れが激しく、寿命なので使用を断念。

新しいZEALをまた買おうと、ヤフオクで検索し、

新品と書かれていたスパフロを大札はたいて落札したまでは良かったのですが、

これがとんだクワセモノで、

1回使っただけで股のベルトの接着は剥がれるわ、シートも剥がれるわで結局使えず、

物置にしまってあった昔のリバレイをまた引っ張り出してきたというわけです。

だから今更ですがリバレイのO型なんです。

でも、使ってみたら、そんなに悪くはない。


今じゃフローターはPVCが当たり前ですが、

昔のフローターは全部トラックタイヤのインナーチューブでした。


ボクがはじめてフローターを買ったのは25年前。

初めて浮いたのは印旛沼。

当時は今ほどメジャーな道具ではなかったので


子供:「お父さん、あれ何してんの?」

お父さん:「なんだありゃ、危っぶねー、浮き輪で浮いてるよ、母さん見てみ」

などと、指をさされたものです。


でも初めてフローターで浮いたとき、


「これはいい!」


ほんとにそう思いました。

まさに水面歩行を可能にする魔法の道具でした。


以来、リバレイ2個、ZEAL3個(今回のクワセモノを含め)て

羽田クラフトO型、ジョイクラフトFB1など合計7個のフローターを

使用して現在に至ってます。


ところで、世界で最初にフローターを使った人が誰だか知ってますか?

実はこれはわからないそうです。

だた、以前読んだアメリカのWarmWaterマガジンに、こう書いてありました。

最初にフローターを使ったのは、

1940年代のアメリカ中西部の農村に住む10代の少年だと思われる。

なるほど、言われてみれば確かにそんな気がします。

以前、香川の野池でも、似たような光景を目にしたことがありました。

中学生がその辺にある木でイカダを作って、池に浮いて釣りしてたのです。

親が見たら、あんな危ないこと絶対やめなさい!と言うだろうなと、

そんな光景でした。

子供というのは常識や経験に囚われない、

自由な発想で物事を解決しようとするから、

タイヤのチューブに乗って池の奥まで行けば釣れる!

単純にそう考えて実行したのでしょう。


しかし、これがじつに素晴らしく実用的だった(笑)

その後フローターは世界中で使われるようになったわけです。


ちなみに世界初のフローターって、こんな奴です。
↓↓↓↓↓↓


1944年のタッカー社のフロートチューブ

トラックタイヤチューブをキャンバス地でカバーした製品。


そして1970年代のFISHMASTER社のフローター




ビニール製でやはりチューブにはトラックのインナーが使用されています。

まあ、トラックのタイヤチューブもまんざら悪くはなさそうなので、

今後しばらくは昔のリバレイで我慢することにします。


ということで、話がだいぶ横道に逸れてしましましたが、



これが今回メインで使ったQBのFLグリーン、サイズ1/0です。

このポッパーの蛾落としアクションは今のところボクの中では最強の存在です。

WPが縦てのキビキビアクションなのに対し、

QBは完全に左右の首振りダートアクションが身上です。

このQBを首振アクションさせるには、ちょっとしたコツがあります。

まず、ノットは必ずフリーノットもしくはスナップを使うこと。

そしてリトリーブは手のスナップを利かせ、

急激かつ短いリトリーブをするのががキモです。

最初に横を向いたら後はリズミカルに繰り返します。


ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!

こんな感じです。

すると、


ゴボ!





さらに

ピッ! ピッ! ピッ! ピッ!ピッ! ピッ!

ターンする際に、深いカップが水を巻き上げて

小さなスプラッシュを作る。これもミソです。


ゴボ!





ということで、数は出ませんでしたが、

QBで思い通りの結果が得られたので良かったです。

Sさんもお疲れ様。

今度は琵琶湖に行きましょう!



おわり


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