My Favorite Tackle
Pawl H. Young + Hardy Orvis + ATH Phillipson + Hardy Scott + Hardy Powell + Scientific Anglers

■Powell LT8989 Production Model 8'9" #8/9

僕がこれまで普段使ってきたグラファイトロッドを紹介します。このロッドはパウエルというメーカーのロッドで、もうかれこれ10年近く使ってますが、特に可もなく不可もなく、扱いやすいロッドです。アクションは比較的ゆったりとしたパラボリックで、ゆっくり振りながらもパワーを乗せられる感じが気に入っています。 バスバグを投げるためには、ロッド全体のパワーを使い切ることが必要だと僕は思います。そういう意味でこのようなグラファイトロッドは貴重な存在だと思います。


ところで、このパウエルというメーカーは Phillipsonに並ぶロッドメーカーのようです。始まりはなんと1910年で、Edwin C Powellによって創業されています。養蜂の傍ら、商店を営んでいた彼は蜂の巣の構造を見て、ロッドの製法を思いついたといいます。そして近所のチャイニーズレストランから装飾用の竹を借りてきて、最初のバンブーロッドを完成させます。これがパウエルロッドの始まりです。Edwinの息子ウォルトンは1922年ごろから見習として仕事場に入っていたのですが、その後バンブー、グラスファイバーそしてグラファイトと、実質的なパウエルロッドの変遷を指揮してきた中心人物になります。パウエルロッドと言えば、やはりこの人ウォルトンなんです。LTシリーズはそんなウォルトン時代のトラディショナルなアクションを持ったロッドとして現在でも販売されています。


■Scientific Anglers System2 8/9

さて、このロッドに組み合わせているリールが、Scientific Anglers のSystem2です。このリールはとても重宝しています。気軽に使えるのがよいところでしょう。オールドハーディーとかATHとかだと道具以前に骨董品とか工芸品みたいな価値観を持ってしまうので、岩にぶつけたりしたら、そりゃもう泣きが入ります。道具というのは使ってなんぼ。このリールはそんなあたり前のことを僕に教えてくれるリールです。
ドラッグはディスクタイプでダイヤルで調節できます。塗装はブラックの樹脂塗装。(現在はつや消しの塗装に変っているようです。)ラインはバスバグテーパーの#8を巻いています。バッキングはダクロン20ポンド。リーダーはノットレスの0Xから02Xの7 1/2フィート。シンキングラインと、シンクティップラインを巻いた替スプールも場合によっては持っていきます。




■DEER HAIR BASS BUG #2

さて、このタックルで使用しているバグは、#2フックに巻いた大型のヘアバグやポッパーなどです。これらの大型のバスバグは浮力が強く、基本的にフロータントなどを使わなくても一日中浮いてくれるのが良いところです。ほとんどトップウォータープラグとなんら変りません。基本的にバスがスレていようがいまいが夏の日中でも、これらの大型のバスバグを使います。しかし最後の手段としては以下のドロッパーを使います。

ドロッパーというのはバスバグのフックベンドにティペットを30cm程足してニンフなどをぶら下げる補助的なフライのことです。この方法はバスバギングを楽しみながらも、スレたバスを釣ることのできる唯一の方法だと思います。言ってみればルースニングのバス版みたいなもので、一見現代のセコ釣りに見えますが、実は結構昔から行われていたお決まりの方法です。水面下に潜った見えないフライを操るのは非常に退屈だと思います。そんな時にはこのドロッパーというわけです。ドロッパーを使えば、大きなバスバグに出る一歩手前のバスも必ず釣れてきます。もちろん、ドロッパーを無視してバスバグにヒットする場合も多々あります。


■L.L.Bean FLY FISHING FOR BASS HANDBOOK by Dave Whitlock

この本はデイブフィットロック氏の長年に渡るバスフライフィッシングの研究成果をまとめたもので、上記タックルの組合わせも基本的にはこの本にならっています。彼はこの本の中でタックル性能が進歩したことによって、バスのフライフィッシングが昔のようにヘビーな釣りではなくなったことを述べています。そして現代のタックルで効率良くバスを釣るためにはどのようにすべきか、中層からボトムまでをカバーし、ストレートラインシステムと呼ばれるリトリーブ方法によって実践的なバスフライフィッシングを紹介しています。これは現代のバスフライフィッシングのバイブルとも言える本かもしれません。


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